日勤の介護職のメリットは、なんといっても生活リズムが安定する点です。日勤の場合は夜勤の介護職から申し送りを受けて、朝から夕方頃まで勤務することがほとんどです。夜勤の介護職がいない介護施設、たとえばデイサービスや訪問介護などは、すべての介護職が日勤のみで活躍できます。場合によっては早番や遅番というように少しだけ勤務時間をずらしてシフトインすることもありますが、大きな生活リズムの変動がないため、朝起きて夜間に就寝するというペースを保てるのです。また、家庭との両立を図りやすいことも日勤のメリットに挙げられます。夕飯どきは家族と一緒に食卓を囲みたい方にとって、最適な働き方といえます。
日勤だけでなく夜勤もこなす介護職の場合、収入が増えることがメリットに挙げられます。夜勤のシフトに入ると、夜勤一回あたり数千円の夜勤手当がつくのです。この夜勤一回あたりの夜勤手当は、一か月の間に夜勤をこなした数だけ増額することになります。介護施設ごとに一か月あたりの夜勤の回数は決められており、多くの場合4回~5回が相場のようです。また、夜勤明けの翌日は休みというケースも多いです。夜勤明けは午前9時や午前10時までの勤務が一般的で、遅くとも午前中には退勤できます。この夜勤明けの日と翌日の丸一日の休みを合わせると、2連休の気分を味わえるという声も聞きます。日中に時間を取りやすいことも夜勤のメリットです。役所や公共機関での手続きなど、平日の日中にしかできない用事を済ませやすいという魅力もあります。